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高津メソッドとは
高津和彦が、自身の国内外でのビジネス経験と長年の指導体験に基づき、
あらゆる場面で実力を発揮できる話し手(ベストスピーカー)となることを目標に、その訓練方法を体系化した、話し方・プレゼンテーションの指導手法。
段階的なスキルアップと
セルフイメージの向上・安定が特色であり、従来の指導方法に比べ
短期間で、話し方・プレゼンテーションのスキル上昇が見られます。
バックグラウンド
■■ メソッドの礎(いしずえ)
※注 「気剣体」
剣道の教えの一つ。簡単に言うと、気とは強い意志、剣とは竹刀の動き、体とは身体の働き。
例えば、竹刀や身体の動きがよくても打とうという「気」が欠けていては相手を打つことはできません。また、打つぞと気合が入っていても、竹刀を動かす技が未熟であったり、体力がなく踏み込みが不十分では、有効な打突とはなりません。
このように、気・剣・体の三つが瞬間的に同時に作用することが肝心で、これを「気剣体一致」と言います。
話し方やプレゼンのスキル獲得では、マインド・テクニック・フィジカルの要素に置き換えて考えれば理解しやすくなります。
■■ 高津メソッドができるまで
高津が海外に目を向けるきっかけとなったのは、1970年の大阪万博。
当時、万博会場に近かった高津の自宅周辺には数多くの外国人が暮らし、また万博会場パビリオン(ドイツ館)でアルバイトを通じて、様々な国の人たちと交流を持つようになりました。
そして、関西大学法学部を卒業後、カナダのアルバータ州立カルガリー大学政治学科に留学。
そこは、「はっきりとした言葉」による意思疎通、自己主張、コミュニケーションであふれていました。
明確な意思表示、丁々発止の論戦――日本文化にはない「話す力」の重要性を痛感する中で高津の武器となったのは、
NHK大阪児童劇団で得た「声と姿勢」、剣道で身についた「気剣体」の精神。
そのおかげで、鋭い舌戦が飛び交う国際政治の議論を、鋭く厳しいながらも刺激的で楽しいものにできたのです。
こうした「話す力」が、今後は日本国内においても重要になるだろう――そう考えた高津は、帰国後、サン放送アカデミー(アナウンス学校)に入学しました。
卒業後、テレビ・ラジオでの仕事をこなす一方、常に頭の中にはこの「話す力」を多くの人に学んでもらいたい、という思いがあって、
ビジネス話し方セミナー「
ベストスピーカー」とプレゼンテーションセミナー「
ベストプレゼン」を設立。
スタート当初は、アナウンス学校で学んだことを基にカリキュラムを作成しましたが、アナウンサーを志して長期で勉強する人間と、
仕事上で早急かつ切実に話し方を向上させたい人間とでは、身につけるべきスキルや効果的な訓練法は異なると考えました。
かつて高津が、カナダ留学で「外国人の同級生たちに負けない話す力をつけたい」と思った時に、役に立ったものは何だったのか――。
そして、アナウンス学校で学んだ内容に、カナダでの実体験(声と姿勢、気剣体の精神、大学での交渉力・ディベート力向上訓練、の重要性)を融合させ、
初心者にも効率よく身につくようにトレーニング方法を体系化しました。
これが『高津メソッド』で、現在ベストスピーカー・ベストプレゼンはこれを反映したカリキュラムで実践的セミナー(ワークショップ)を行っています。
基本理念と特長
■■ 基本理念
■■ 「ベストスピーカー」の定義
- 頭の中の「伝えたいこと」を、的確に具現化することができる---瞬間的文章力、説明力、構成力
- 自分の「伝えたいこと」を、相手の記憶に残すことができる---自己印象コントロール、表現力
- 相手の「伝えたいこと」を引き出し、活発なやり取りができる---共感力、交渉力、説得力
- 自ら前に出るエネルギーを持ち、周囲にも影響を与える---自信、積極性、コミュニケーション力
ベストスピーカーであることは、あらゆる職業に求められます。
なかでも特に、〈他者に伝えるスキル・他者とつながるスキル〉を強く求められる
士業・教職・経営者・営業職などにおいて、高津メソッドは非常に有効です。
また、
就職面接・昇進面接などにも効果があることが、受講者によって実証されています。
■■ 特長
- 従来の指導方法との違い
非常に短期間(1日〜2日)で、効果が現れます。長期にわたって通う必要がありません。
- 向上心の発現
訓練課程で自身の問題点を発見し、改善後の自己イメージに向けて努力する傾向が生まれます。
- セルフイメージの上昇
自分の言いたいことが明確に伝わる体験を通して、自己肯定感が高まり積極性が生まれます。
- 成功率の高さ
受講者アンケートで非常に満足・満足を併せて9割以上。
受講前後の映像記録では、ほぼ全員に変化が見られます。
高津メソッドの概要
話し方/プレゼンテーション能力を決定する要素を5つに分類し、専門的かつ実践的に考案された要素ごとのトレーニングで、短期間に成果をあげられるよう体系化しています。
1) Vocal − 声 −
- アナウンサー発声練習法
- 母音「あ」による基本発声獲得トレーニング
- 発展型「+アクション」発声トレーニング
- 滑舌トレーニング
2) Visual − 外観 −
- 自己直視チェック(ビデオを用いて)
- 自分に対する他者イメージチェック(フィードバックシートを用いて)
- 外観総合チェック(チェックシートを用いて)
- 外観レベルアップトレーニング
3) Mental − 心 −
- あがり症解消トレーニング
- 場のベクトルコントロールトレーニング
- エネルギー伝播トレーニング
4) Practical − 実践 −
- 観察力トレーニング
- 脳内構成・瞬発力トレーニング
- オリジナルスピーチ構築トレーニング
- 情報伝達トレーニング
- リード力トレーニング
- 相手の心をとらえる表現力トレーニング
- 対話力養成トレーニング
- 「語りことば」トレーニング
5) Ethical − 倫理 −
- 論語素読
- 武士道解説
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