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▼高津和彦インタビュー

プレゼン緊張あがり解消法5

取材・構成/今城裕実
撮影/北尾浩幸

今城: なるほど。おもしろいトレーニングですね。
これをやる時の注意点などはありますか?
高津: やはり、しっかりした指導者の監督下で行う方が効果が高いでしょう。
例えば、発声・滑舌をちゃんと習わずにこのトレーニングを行うと、恥ずかしさは軽減されるかもしれませんが、ただ大きな声でどなるクセがついて聞き苦しいプレゼンやスピーチをすることになってしまいます。
また、ちゃんと指導者がついて、うまくモチベーションをコントロールして「気」を強く出させるようにしなければ、目的とは反対に「あーダメだ、うまくできない」って挫折体験をさせてしまうことになる。

これでは、とんでもない逆効果になってしまいます。

その場その場で、良くない点は指摘し、いいところはちゃんと評価して各個人の内圧を強め、参加者全員が目標到達できるように指導する人間が必要不可欠です。
今城: わかりました。指導者のもとで、この5段階トレーニングをやれば、緊張解消になるんですね。
高津: いえいえ、実はこれは抜粋で、本当は10段階あるんですよ!
ベストスピーカーでも、いつも10ステップ全てをやる時間がないことが多いのですが、その時のセミナーの目的に合わせて必要なステップを組み合わせています。
例えば、「人前で話すプロのためのスピーチスキル獲得講座」の時は、多人数に対して何かを教える時の緊張緩和だったり、「ビジネスマン必須:納得させる説得力の話し方講座」では、社内プレゼンや商談での緊張緩和を想定してトレーニングのプログラムを設定します。
今城: そうなんですか!
よくインターネット上で「人前で話す時、緊張しないようにするには」と言った質問には、必ずと言っていいほど「場慣れすること」「気合を入れること」という回答がありますが…そういう抽象的なものではないんですね。
高津: ええ、もちろん「気」は大事。
いちばん大事と言ってもいい。

でも、単に気合を入れても力んでしまうだけです。
今日お話ししたように、ちゃんと緊張の仕組みや、内圧・外圧の関係を理解して、必要な「気」を強めないとね。

僕が常々、「話し方で大事なのは『気』なんだよ」というと、ちょっと胡散臭いように受け取られてしまいがちなんですけど…こうした論拠がちゃんとあるって、わかってもらえたでしょうか?
今城: ええ、よくわかりました!
高津先生の指導や講義の全てに通じる理念が見えたような飢餓します。
高津: そう言ってもらえると、すごく嬉しいです。

僕の夢は「日本人をベストスピーカーにすること」。
海外で過ごしたことのある人は皆さん感じているでしょうけど、日本人は本当に内圧が低い。すぐ外圧に負けてしまう。
一見、内圧が高く見える人でも、マイナスの質問にはしどろもどろになって答えられなくなったり、追求されるとちゃんと答えずに逃げてしまう。

このままじゃ、国際的な場面で通用しないでしょう。

人前であがらず話せる人になるのはもちろんですが、高津メソッドの最終目標はもっと先にあります。
どんな困難な場面でも、勇気と積極性をもって、自分の考えを言える内圧を持った人。
それが、「真のベストスピーカー」です。
今城: 「真のベストスピーカー」ですか…
ここ数年、就職戦線でも海外留学生を採用する企業が増えたりして、国内にいるからといって国際競争の荒波とは無関係でいられなくなっていますよね。
そういった力がなくてはならない時代は、もう来てるんですね。
高津: まったく、その通りです。
あなたもぜひ「真のベストスピーカー」になって下さいね!

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