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▼高津和彦インタビュー

プレゼン緊張あがり解消法3

取材・構成/今城裕実
撮影/北尾浩幸

今城: ですが、どんな場でも平気な人もいますよね?
普通、緊張するだろうという場面でも、いつもと変わらない行動や言動ができるタイプの方が。
高津:









今城:

いますね(苦笑)
そういう人は、外圧に対する感度が鈍いんです。

悪く言えば、ちょっと厚かましいというか無神経な人が多い。だから「外圧<内圧」状態になれる。
同じ外圧要因にあっても、誰もが同じ感じ方をするわけではないですから。

しかし、緊張しないからいいね、とは言えません。

最初に、「適度な緊張や高揚は、むしろプレゼンの味方」と言いましたね。
緊張感のないプレゼン、普段と同じ口調のスピーチは、聴衆を引きこむ力がないんです。

もっともですね。
気の抜けたプレゼンや、熱のこもらないスピーチは、退屈です。

高津: まあ「緊張しない」という点だけから見れば、うまくいっているのでしょうけど(笑)
今までの話で、緊張のメカニズムはわかりましたか?
今城: はい! 「外圧<内圧」状態が緊張しない、「内圧<外圧」だと緊張する、ですね。
要するに、周りのいろいろな条件に自分が「負けてる状態」が緊張ですよね。
高津: そう。
では、それを理解したうえで、緊張解消の理論を解説していきましょう!
今城: よろしくお願いします!
高津: さっき、あなたが言った「負けてる状態」、つまり身体の器官が感知した外圧に対して、自分が「負」の位置にあると脳が判断した時
――つまり、心でそう感じた時に、緊張が高まり、あがってしまう。

ゆえに、緊張を下げて適度な範囲におさめるには、外圧に対して心理的優位に立たなければならないんです。
今城: なるほど。
あがりやすい人、というのは「心理的優位に立つ」ことがうまくできない人、ということですか。
高津: じゃあ、ちょっとそこを改めて確認してみましょうか。
緊張しやすいタイプって、どういう人だと思います?
今城: えーと…
シャイ、内向的、マイナス思考、人前に出るのが苦手な人、繊細で感受性の高い人、でしょうか。
高津: では、緊張しにくいタイプは?
今城: さっきと逆で、照れ屋じゃない外交的な人、プラス思考、積極的、頑張り屋、度胸がある人、です。
高津: では、整理してみましょう。

先に言った緊張しやすいタイプの人というのは、内圧が低くて、外圧を感じやすい人。

反対に、緊張しにくいタイプは内圧が高くて、外圧に負けまいとする人。

両方のタイプの人が、全く同じ条件に立たされたとしても、前者は「内圧<外圧」になりやすく、後者は「外圧<内圧」になりやすい。

要するに、外圧・内圧エネルギーの「相対的」な差によるものなんです。

ここが、「相対的」が重要なところです!

>> プレゼン緊張あがり解消法(4) へ続く



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